【Waves】H-Delay

公式( Media Integration )から

http://www.minet.jp/brand/waves/h-delay/

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古き良き、クラシックな音色とキャラクター。Wavesのテクノロジーが実現する機能とフレキシビリティ。Waves Hybrid Lineは、アナログとデジタル、両者のその優れた点を一つのプラグインに結実したラインナップです。

フィルター処理、フランジャー/フェイザー効果といった、伝統的なPCM42スタイルのエフェクトからスラップバックエコー、ピンポンディレイ、モジュレーションのかかったテンポ同期まで、Waves H-Delay(Hybrid Delay)は直感的なインターフェイスを用いて素早くコントロールできます。

輝かしい受賞歴を誇るSSL 4000 Collection、V-Series、API Collectionなど、クラシック・ハードウェアを完璧にモデリングしてきたWavesならではの最高のサウンドを提供します。

 H-Delayは非常に汎用的なDelayです。

デジタル臭い輪郭の立ったディレイから、アナログのようなぼやけたディレイ、ローファイな音質のディレイ、非常にショートなディレイタイムを使えば高品質なコーラス・フェーザーとして、などあらゆる空間表現をサポートします。

 

基本的な使い方

使い方は一般的なDelayと同じです。

Delayの時間を設定し、フィードバックレベルを設定し、Dry/Wetで元の信号に混ぜて行くという使い方です。

 

ボーカルに奥行きや空間感を足したい場合は、フィルターで美味しい帯域だけを絞るともこもこしない空間を作れます。

 

H-Delayで使いやすいのはPing Pongスイッチです。

Delayの音が左右に入れ替わりながら再生されるので、モノラル音源に空間を出すことができます。

 

H-Delayの処理

H-Delayのブロックダイアグラムです。

 

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 Analogはノイズと倍音のキャラクターを選びます。

これはインプットの段階でかかってしまうため、Dry/Wetのパラメータとは関係なく音に影響します。

通すだけで音が変わるタイプのプラグインなので注意しましょう。

非常に小さなノイズですのでミックスの段階では気付きにくいですが、マスタリングの段階で非常に音量が小さなところではかなりノイズが聞き取れます。

H-Delayを刺した後にゲートを噛ませるか、もしくはAnalogのパラメータをoffにしましょう。

(デフォルトが最もゲインが大きな2のプリセットになっているので注意)

 

Analogのパラメータ

analog = 0

ノイズはありません

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analog = 1

低域から高音まで含まれるホワイトノイズ

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analog=2

広域になるになるにつれて大きくなるブルーノイズ系ザーッというノイズの音

なぜかノイズのプリセットの中で一番ゲインが大きい

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analog = 3

analog2のプリセットの高音部分だけのようなプリセット

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analog = 4

中音域のコモッたノイズの音

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