【Waves】Aphex Vintage Aural Exciter
■Waves - Aphex Vintage Aural Exciter
公式( Media Integration Inc.より )
http://www.minet.jp/brand/waves/aphex-exciter/
エキサイターの銘機Aphex Aural Exciter、その輝き、鮮やかさ、深さまでをエンジニアVal Garay監修のもと再現したプラグイン
Aphex Vintage Aural Exciterプラグインは、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、ジェイムス・テイラーを初めとする多くのアルバムを手がけ、オリジナルのAural Exciterを知り尽くしたエンジニア、Val Garayの全面協力によって誕生したプラグインです。
Val Garayが手がけた70年代のヒット作品に文字通り「輝き」を与えていたのは、当時非常に高価かつレンタルのみでしか提供されていなかった、Aphex Aural Exciterというハードウェア・ユニットでした。
エキサイターと呼ばれるこのエフェクターは、「セッションプレイヤー」としてアルバムにクレジットされるほど、ボーカル、楽器と素材を問わず、その存在感を高め、明るさ、鮮やかさを引き出す、類まれな効果を持った魔法のハードウェアだったのです。
Wavesでは、現存する数少ないAphexのオリジナル真空管モデルを細部にわたって解析し、レア・ビンテージ・ハードウェアが備える、ユニークな特性を余すことなく再現しました。柔軟なモード選択を初め、ソフトウェアならではのプラス機能も大きなアドバンテージです。
いわゆるエキサイターです。
倍音を付加して高音を綺羅びやかにする効果があります。
基本的な使い方
ボーカルやギターなどにかけることによって、高音に音楽的な倍音を付加します。
例えばウィスパー風なボーカルにかけると、よりウィスパーに。
歪んで潰れすぎたギターにかけると、音がより前に出てくるように。
個人的なおすすめはウィスパーなボーカルではAX MIXを5〜7に、Inputを+12dB、Outputを-12dBにしています。
AX MIXのパラメータは変化がわかりづらいのでついつい派手にかけてしまいがちですが、エフェクターをON/OFFして変化をちゃんと聞くことで適切なミックスバランスを取ることができると思います。
ギターのミックスの場合、キンキンした音の場合はローパスフィルタをかけて超高音を減らし、失われた音をAural Exciterで補正します。
おすすめの設定としてはInput : +8dB Output : -8dB AX MIX : 5〜7 です。
もし音が割れすぎていない場合はAural Exciterを通した後、Manny Marroquin EQで増えすぎてしまった高音を補正します。
Manny EQのハイのサンプリング元のAvalon Design AD2055は非常に素晴らしいハイシェルフなので、Aural Exciterのきらびやかさを失わないまま高音をカットできます。
応用的な使い方
音源をまずMP3エンコードします。
MP3にエンコードすることによって高音成分と人間の耳に聞こえづらい音(マスク音)が除去されます。
ただそのままMP3で書き出すと、高音部分がローパスがかかった音になってしまうので、高音が失われてしまいます。
そこで高音成分を補う意味で Aphex Vintage Aural Exciterをかけます。
パラメータはAX MIXが4〜6程度(大体は5前後で大丈夫だと思います)
IN/OUTのゲインは適宜調整してください。
余分な音が減ることによって音にスキマができて、より高い音圧を作ることができます。
個人的におすすめなのは手動でMP3エンコードするのではなくSonnox OxfordのPro-CodecでMP3にリアルタイムエンコードしつつ、Aural Exciterをかけることです。
MP3のエンコード設定によって失われる音は変わっていくので、エキサイターで適切な高音が付加できるように調整すると""良さ""です。
今日はこんなところで。